身長が5センチ高くなるごとに卵巣がんリスクが7%上昇することが判った。

英国オックスフォード大学が世界中の研究データを解析した結果、身長やBMI(肥満指数)の高い女性ほど卵巣がんリスクが高まると指摘したのだ。

身長が5センチ高くなるごとに卵巣がんリスクが7%、BMIが5上がるごとに10%上昇したが、BMIはホルモン補充療法(更年期障害の治療法)を行うと関連が認められなくなったという。

女性の身長やBMIが卵巣がんの発症率に関連していることは、これまでの研究結果でも示唆されていた。しかし、一貫した関連性の証明はまだ無かった。

オックスフォード大学では、卵巣がんに関する47の研究患者データに含まれている卵巣がん患者2万5,000人超、卵巣がん患者でない女性8万人超を解析した。このデータは世界中のほぼ全て国や民族を網羅していた。

データ解析の結果、160cm未満(平均154.8cm)を基準として、身長が5cm高くなるごとに卵巣がんリスクが7%上昇することが判明したのだ。

例えば、身長155センチの女性と比べ、165センチの女性では卵巣がんリスクが14%高いのだ。この関連性は、閉経した女性がホルモン補充療法を行っていても同様だった。

一方、BMIと卵巣がんの関連性も指摘された。 BMIは体重(kg)を身長(m)の二乗で割ったものだ。身長160センチ、体重55キロの人のBMIは21.5だ。

BMIは25未満を基準として、閉経後にホルモン補充療法を受けたことのない女性ではBMIが 5増えるごとに卵巣がんリスクが10%上昇した。こちらの関連性も、ホルモン補充療法との関連性は無かった。

身長と卵巣がんリスクが関連しているという結果は、卵巣がん発生の仕組みを解明し、治療法を開発する上で重要なのだ。

研究成果は米医学誌「PLoS Medicine」へ発表された。

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