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ベータグルカンの比較検討におけるポイントを解説。 詐欺的な広告や勘違い宣伝を見破る方法。

ベータグルカン健康食品研究序説

水溶性ベータグルカンの矛盾

非科学的な「水溶性のベータグルカン」や「水溶性ベータグルカン」というデマを高らかに掲げて販売している健康食品が横行している。 無意味で有りもしない「水溶性」などという性質が、ベータグルカンあるから「良い」と同じ業者があちこちに同じ間違った理論を掲載しているのだ。ベータグルカンに関するデマの中でも最も低級な論説だが、業者の努力によって間違った情報が広まっている。

水に溶けたほうが栄養が吸収し易い という発想は、小学生並みの知識レベルと言える。幼稚な理論で、有効成分であるベータグルカンが非常に少ない水溶液を少しでも高く売るための悪質な風説の流布なのだ。

全ての栄養素が、水に溶けて吸収されるわけではない。栄養素の化学的性質と体内での各消化器官の働きによって、吸収される経路が違う。 水に溶けることで吸収される栄養素もあるが、油に溶けることで吸収される栄養素もある。そして、肝心のベータグルカンは、免疫細胞との接触吸収される。ベータグルカンは吸収に際して、水に溶けることを必要としないことが判明しているのだ。

ベータグルカンは、胃や十二指腸で分解吸収されずに通過し、小腸の柔突起で免疫細胞マクロファージに接触・捕食されるのだ。ベータグルカンの吸収課程に水分は不要なので、ベータグルカンが水に溶けているかどうかは全く意味の無いことだと解る。

純粋な高分子ベータグルカンの物質としての化学的な性質は、「難水溶性」だ。健康食品のデマサイトではなく、正統な高分子化学の文献には、間違いなくこの性質が明記されている。つまり、純粋な100%のベータグルカンの「難水溶性」とは、「撹拌することで水に混濁する」ので、要するに普通のベータグルカンはかき混ぜれば水に溶けるのだ。逆の視点は、水に直ぐに溶けるような物質はベータグルカンではなく別の加工物質だと判断できる。

水に簡単に溶けるベータグルカンがあるとしら、それは「ベータグルカン以外の異物」が大量に添加されているか、「ベータグルカンが変性した別の物質」と考えるのが、学術的な考察と言える。

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あまりに非科学的な「水溶性ベータグルカン」の宣伝を広めている目的は、 「水に溶いてあるだけのベータグルカン」健康食品の販売だ。 「水溶性ベータグルカン」は要するにベータグルカンを微少量水に溶いた製品であると解釈できる。この製品内容は、高純度のベータグルカン製品なら、数十円=匙一杯程度の量を数十秒かき混ぜるだけで出来上がる水溶液に相当する。

同じ単位量の有効成分のために、良いベータグルカンを選べば数十円で済む製品と、デマによる付加価値を真に受けると数万円を支払うはめになる製品の典型的な事例だと言える。


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