ベータグルカン健康食品研究序説
格安激安ベータグルカンの落し穴
「格安・激安」はブームを通り越して、定着したのだろうか。次には「ワケあり」がブームだそうだ。
誰でも、買い物は安く良いモノを買いたい。その大前提は、買うモノの価値や性能、品質が、変わらないという前提だ。
残念ながら「格安・激安」の多くは、普通の商品がその品質と量に相当する価格で普通に売られている状態の宣伝にも用いられている場合が多い。販売店にすれば、もはや「格安・激安」はよくある煽り文句の一つでしかない様相だ。
格安・激安ではなく、大切なのは適正価格だ。品質が劣る商品や、実際の有効量が少ない商品が「格安・激安」なのは当り前。 逆に、品質が良いなら、量が少なくとも、高額が商品が有るべきなのだ。それこそお買い得だ。
適正価格とは、その商品の製造原価(仕入原価)に対して、再生産や販売の継続に不可欠な適正利潤を付加しただけの価格だろう。適正な範囲の利潤であれば、高額商品といえども常識の範囲内のはずだ。世の中の殆ど全ての商品販売は、「適正価格」に収斂して販売されている。
しかしながら、健康食品の質と量と価格は事情が大きく異なる。 高額商品ほど不適切に過剰な利益が付加されることで、商品の品質以上に効果や効能が広告されている。
他方、「激安・格安」のサプリメントの多くは、ブームに便乗した「安かろう、悪かろう」の商品であることが多い。故意に解り難い成分表示をする大企業の存在には眉をひそめざるを得ない。過去のアガリクスブームに続く、メシマコブ、霊芝、チャーガのブームから、最近ではハナビラタケ増強食のブームが盛大に演出されている。
一旦ブームが軌道に乗ると、便乗した粗悪品の健康食品が多数流通し出回ることは不可避な現象なので、賢明な消費者としては熟考が不可欠だ。
ブームの商品も「格安・激安」の商品も、その商品内容と質と価格に対して、自分で検証してみる必要がある。販売業者が「格安だ」や「激安だ」と騒ぐ場合は、本当に格安や激安であることは稀であり、値段相応の低品質な商品だと断じるべきだろう。
正当な商品ならば、普通に仕入れて、適度な利益を乗せて販売されている。至極当り前の経済原理だ。「格安・激安」と騒ぐことの矛盾と滑稽さは、痛いものを感じるだろう。 常識的に異様に安い商品は品質が低いのが当り前、 激安格安と騒ぐ商品には品質と信頼度のチェックで臨みたい。
[an error occurred while processing this directive]がんへの効果効能で売られている健康食品は、特に勉強が必要だ。大げさな勉強ではない、最低限の知識を身に付けることだ。命に関わる決断を下すために最低限の知識だけでも身に着けて商品を選ぶべきだ。
それほどまでに、健康食品は、質と量と価格に大きな差が出ることを忘れてはならない。もちろん効果作用の結果にも。