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ベータグルカンの比較検討におけるポイントを解説。 詐欺的な広告や勘違い宣伝を見破る方法。

ベータグルカン健康食品研究序説

健康食品を研究する大学教授とは

健康食品やサプリメントの広告に大学教授や研究者が書く紹介記事も明確に薬事法違反の典型例だ。しかし、「○○大学の×××名誉教授の研究によると、※※に△△の予防や治療の効果が発見された」という新聞記事は定期的に配信される。これらは、地方産品の拡販を目的として定期的に発行される一方で、健康食品・サプリメントの広告としてもよく見かける紹介文なのだ。

地方特産のキノコや農産物に関する研究や実験の多くは、地元大学への委託研究で行われる。これらの取組みは、産学協力の名の下に、地方振興と地元の町興しへの協力の意味も含めて、微笑ましい程に小規模な実験で、「効果・効能」が報告される。結論ありきの実証実験であることが多い。そのため、発見された「効果」の大小が既存・先発の医薬品や健康食品・サプリメントと数値比較されることはほぼ無い。最大の理由は予算の不足なのだが、比較に耐えるデータ量には遠いほど小規模な実証規模であることがその理由だ。

キノコ、海草に限らず野菜、果物、肉、魚と、殆どの全ての食品食材は、健康に寄与するものだ、酒、ワインでさえも。それぞれ、加工段階で不要な処理をしたり、添加物を加えたりしなければだが。 全ての飲み食いが可能な食材は健康を維持したり、病気を回復するために必要な成分を何か含んでいるのだ。しかし、健康に寄与する成分だけでなく健康には負担になる成分も含まれることが多いことが問題なのだ。負の要素と正の要素のバランスを考慮する必要があるが、偏食しなければ多くの食材を満遍なく食することで、バランスが実現が可能なのである。要するに偏食しなければ良いのだ。(実際にはこれが最も困難なのだが)

偏食を正す意味で、地方産品や珍しい食材が少なからぬ「効果・効能」を付して紹介されることは、消費者にとって食品・栄養素の多様性を確保できるメリットがある。普段は食べない食品を食する機会は栄養の分散摂取という点で高く評価されるべきなのだ。

一方で、健康食品に溢れる「研究」は眉唾な提灯記事が多いのが残念な風潮だ。

多くの消費者は大学教授という肩書きだけで盲目的に信用する、藁をも掴む状況では、偶然に目に付いた情報でも"肩書き"のある意見を福音に感じるものだ。しかし、悪質な販売業者にとって、この状況は最も利用し易い。普通の消費者は大学教授という肩書き以上の学者としての地位と研究履歴と信頼度は計り得ないし、追求もしない。 熱心な患者が調べても、学者の信頼度の大小は殆ど評価できないだろう。ただ、有名? な大学の、しかも教授(多くは名誉教授という退官後の名誉職)という肩書きだけで、偉い?人が推奨しているのだから、優れた製品だろうと盲信する。

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薬事法では禁じられている手法であり、患者の足元を見た卑怯な広告宣伝だが、実力以上に商品の信頼性は高まるため、悪質な販売業者の常套手段となっている。


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