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ベータグルカンの比較検討におけるポイントを解説。 詐欺的な広告や勘違い宣伝を見破る方法。

ベータグルカン健康食品研究序説

がん治療に効果の食品がニュースにある理由

世紀の新発見のような論調で、キノコから抽出したエキスや、成分が、「がんに効く」「効果があることが判った」というニュースが大々的に報道される。ニュースの多くは、地方大学の食品学や農学部が、地元の郷土品、特産品の宣伝に協力するための研究を、小さな成果でも地元紙が大々的に配信しているニュースだ。

ごく稀に抗がん剤の新薬開発のヒントや本当の新発見もあるようだが、多くは地方の特産品の宣伝広告の域を出ない内容だ。最近では大学発のベンチャー企業が流行で、便乗的な取組みも散見される。

「抗がん効果がある」とされた特産品の特徴は単体の効果効能に関しては詳しく語られるが、他の食品や既存の健康食品との比較検証は省略される。最も多いキノコ関連の研究報告の効能は、殆どベータグルカンの効果効能で説明されてしまうため、実験せずとも、事前予測が可能な抗がん効果なのだ。重要なのは比較実験だが、肝心の抗がん効果の大小や成分の多寡は語られず、珍しい物産品と製造方法だけがニュースになる。

明らかなことは、キノコ系の健康食品の多くはベータグルカン(βグルカン)の効能を有しており、問題はその成分が多いか少ないかだけなのだ。言ってしまえば、キノコの精製限界純度は低く、酵母抽出の精製ベータグルカンに含まれるベータグルカンには太刀打ち出来ないほどの品質の差がある。

キノコは美味しい食事として楽しむには貴重であり、生産販売が奨励されるべきものだ。地方独特の産品、郷土料理が、栄養的にも内容が充実していることは、改めて評価されるべきだろう。しかし、生活を楽しむ嗜好品は、緊急の病気治療に用いる健康食品/サプリメントでは、抗がん機能の有無ではなく、有効成分の量や質が問題で重要なのだ。

特産のキノコに限らず、全ての食品は何かの役に立つ栄養素を含んでおり、健康に寄与できる何かの効果作用を持っている。 重要なのは、自分の病気治療のために何の成分が必要で、それは不足しているのか、増量が必要なのかを知ることだろう。必要な栄養素をよく調べ、その栄養素を効率的に摂取する方法を考えるのだ。その観点を持てば、必要な特定の栄養素を効率的に摂取する健康食品・サプリメントの選び方は明確になる。

健康食品・サプリメントは、原料を精製・濃縮することで特定の栄養素を効率的に摂取できるようにした製品だ。フコイダンを摂るために、モズクを食べると毎食バケツ1杯たべるのは非現実的だが、サプリメントなら1粒だろう。ベータグルカンをキノコで食べると山盛り食べねばならないが、パン酵母抽出のサプリメントなら1粒でキノコ山盛り以上の成分が摂取できてしまう。

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まず、必要な栄養素を特定し、凝縮された特定の栄養素の含まれる量を把握することで、最も適切なサプリメントや、最も経済的な健康食品を選べるはずだ。


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