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ベータグルカンの比較検討におけるポイントを解説。 詐欺的な広告や勘違い宣伝を見破る方法。

ベータグルカン健康食品研究序説

ベータグルカンと免疫細胞とがんの関連性

ベータグルカンを有効成分とする健康食品・サプリメントは、がんを始めとして、糖尿病、高血圧、肝炎等の多様な病気の治療に用いられている。最も多い治療対象は「がん」であるが、食したベータグルカンが直接にがん細胞を攻撃するわわけではない。ベータグルカン(βグルカン)を吸収した免疫細胞が活性化されることで、活度の上がった免疫細胞が がん細胞を攻撃し、間接的な作用でがん細胞を抑制する。そのため、がんの予防から転移防止まで適用範囲が広いのだ。

つまり、ベータグルカンの作用効果は免疫細胞を介した間接的な作用であり、その効果は穏やかな体調の変化や腫瘍マーカーの数値改善となって数ヶ月で実現される。もしも、患者がベータグルカンに鋭敏な特殊なケースであれば、口内炎や皮膚疾患等に限っては、著効もありうる。

化学治療の抗がん剤治療では、患者の体力を奪う副作用が高い確率で発生する。しかし、生来に人間体内に存在する抗がんシステムを利用すれば、副作用も無くがん細胞を撃退することができる。それが免疫システムを利用した抗がん治療の根幹だ。

健康に過ごしている人間の体内でも毎日2000~5000個のがん細胞が発生していることが近年の研究で解明されている。 それでも全ての人間が直ちにがんを発症しないのは、これらのがん細胞を全て免疫細胞が駆除し続けているからだ。つまり、がんの発病は、免疫機能が何らかの不具合で、機能低下してしまった場合に、駆除するはずのがん細胞が増殖してしまい発病するのだ。免疫力の低下の原因は加齢が主だが、過労、心労等の原因でも低下することが報告されている。

近年は治療中のがん患者だけでなく、まだ発病していない"健康"な人間に関しても、免疫力強化への意識が高まりつつある。自分で免疫力を高める、もしくは維持する方法は、努めて体温を高めに保持したり、心理的なストレスを緩和する手法以外に、免疫賦活作用のある成分を含む健康食品やサプリメントを利用する方法がある。

食による民間療法がその代表例と言えるだろう。伝説や生活の知恵として、キノコを食することで病気が回復した逸話の多くが実証していることだ。

そのキノコの作用効果の源泉が、ベータグルカンという成分であったことが解明されたのは、わずか20数年前の出来事なのだ。つまり人類は、ベータグルカンという成分は未知だったにもかかわらず、ベータグルカンを自然の免疫賦活剤として、数千年間の歴史の上で世界中の地域・民族を問わず、治療に利用され続けてきたのだ。

ベータグルカンによる免疫賦活の作用効果が解明され、免疫細胞であるマクロファージを通じて吸収されることや、ベータグルカンによって活性化されたマクロファージが分泌する物質によって他の免疫細胞も続々と活性化し、体全体のがん細胞の攻撃が強化される仕組みも解明が進んだ。

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また、19世紀にはキノコが唯一の供給源だったベータグルカンの摂取方法についても、酵母の細胞壁からベータグルカンを効率良く抽出し、高純度に精製する技術が飛躍的に進歩した。その結果、パン酵母を原料とするベータグルカンは、旧来のキノコ健康食品の数倍から数十倍も高濃度のベータグルカンが販売されている。 今後は、世界中でマイタケやハナビラタケのサプリメントから「パン酵母由来のベータグルカン」への代替が進む見通しだ。


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