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ベータグルカンの比較検討におけるポイントを解説。 詐欺的な広告や勘違い宣伝を見破る方法。

ベータグルカン健康食品研究序説

健康食品の有効成分とは何?

「抗がん効果」、「がんを治す!」 とされる健康食品・サプリメントは、流行もあるが随時に多品種が流通販売されている。

日本では20年前ぐらいから数年毎にブームが仕掛けられ、古くはアガリクス、メシマコブが大ブームを巻き起こし社会現象化した。近年はハナビラタケ、舞茸エキス、チャーガ、ハタケシメジ、鹿角霊芝、冬虫夏草も、それぞれに大量の広告でブームが演出されている。中でもハナビラタケは、ハナビラタケ増強食や、花びらたけ強化食と称して、大々的な広告活動を展開している。

「アガリクスはブラジル産が良い」「冬虫夏草は済州島産が良い」と言う産地による差別化も、その根拠が明白ではない不透明感が共通している。

多くの人が、「ハナビラタケが がんに効くらしい」「マイタケエキスは有名だ」「霊芝がいいらしい」と広告に洗脳されている。広告を繰り返し見せられた結果、勘違いして自身の知識として埋め込まれている状態なのだ。これは巧妙な宣伝技法であり、時と場所を変え、手法を変え、何度か見せることで、人間の意識は簡単に感化できてしまうのだ。広告技術の進化には驚きつつ、畏怖してしまう。

がん治療への効果宣伝は大げさな表現や捏造も混じっているが、全くの虚偽ではないだろう。少数かもしれないが、その健康食品・サプリメントの利用で、本当に奇跡的にがんを克服したり、症状が緩和できたり、転移・再発が抑制できている例は本当にあるはずだ。しかし、問題は、そのような効果が発現した、数と要した購入費用と時間だ。おそらく非常に確率が悪いことは間違いない。

「ハナビラタケががんに効くと聞いた」と一旦思い込むと、その意識に固執してしまうと、不幸な購入判断という結末しかないが仕方がない。しかし、少し冷静になって合理的に考えれば、ハナビラタケががんに効くのは何故だろう、メシマコブ、鹿角霊芝ががんに有効な治療例が出ることがあるのは、どの成分の効果なのだろうと考え見ることだ。

そして調べれば答えは案外単純だ。キノコの全て、ハナビラタケやアガリクスに限らず、マイタケエキスやハタケシメジ、冬虫夏草などの多くのきのこの健康食品に共通する有効成分は、「ベータグルカン」という成分なのだ。

がんに有効だとされる健康食品の多くにベータグルカンという成分が含まれ、ベータグルカンという成分が割合多く含まれている程に有効性も高いのだ。ベータグルカンという成分が発見され、計量技術とともに普及し始めてから、まだ数十年しか経ていない。しかし、抗がん健康食品・抗がんサプリは、含まれるベータグルカンの量で選ぶという選択方法が定着しつつある。

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ベータグルカンという成分は、人間・動物の体内の免疫細胞を活性化することで、がんだけでなく、糖尿病や高血圧、肝炎まで多くの病気へ効果が期待される。世界中の研究者がベータグルカンの免疫力向上機能に注目しているのだ。 そのため、免疫機能の改善を目指す健康食品は、ベータグルカンの含有量や純度を競う競争が激化する傾向にある。今後は、ベータグルカンの少ない製品は淘汰が進むだろう。

少なくとも「ハナビラタケ」や「冬虫夏草」といった原料名だけで内容に乏しい商品を選ぶ理由は無くなり、有効成分としてのベータグルカンの含有量を確認比較して精神を選ぶ時代へと移行している。

残念ながら旧来のアガリクス、メシマコブ、ハナビラタケを始めとするキノコ系の健康食品は、ベータグルカンの量が少なく、効率の悪さと価格の高さが明確になってしまった。この辺りが、酵母抽出のベータグルカンが主流へと遷移している時代背景だろう。


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